『無名だが本物だ!』読了編

逆境を「アイデア」に変える企画術 -河西 智彦著-

 

関西人にはなじみの深いひらパーお兄さんの仕掛け人である河西さんの著書です!

それだけが買った理由でしたが、純粋に面白かったです!ではどうぞ!!

 

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〇人は心に3つのフィルターを持っている
1.行かない、買わない、利用しないフォルダ
2.行ってもいい、買ってもいい、利用してもいいフォルダ
3.行きたい、買いたい、利用したいフォルダ
人は商品情報や広告に接した瞬間に、その商品やブランドや場所やサービスを3つのフォルダに素早く、無意識に仕分けしている。一度行かないフォルダに入ってしまうとその企業や商品の広告が心の奥まで届かなくなってしまう。行かないフォルダから行ってもいいや行きたいフォルダに中々移動しない。逆に行きたい、行ってもいいから行かないへの転落は起こりやすい。認知率が高い=ほとんどの人が仕分けを終わっている状態。

 

〇行く理由を2つ作ると人は動く。
どこかに行きたい時に、温泉だけではそこまで行く気にならなくても、温泉をアウトレットがあるとわかったら「行ってもいい」になりませんか?あるいはおいしいものだけでは行かないけれど、おいしいものと絶景があれば行ってもいいと思うのではないでしょうか?理由が2つ以上あるのであれば、その理由を世の中に知らせることに注力する。

 

〇日本人には数字が効く。意外な人数が行っていると面白いかもと思ってもらえる。
意外な数字がポイント。「あーそうだろうね」ではなく「え?そんなに!?」と思ってもらうと効果が出る。

 

〇結果を出すことが目的。
広告、PRが目的にならないように。結果から逆算してアイデアを考える。

 

〇心の天井を取り払う
心に天井を作った状態で発送し続けるとまず発想のレベルが下がる。そして自由に考えていい時に天井よりも高く発送することができなくなる。

 

〇人は一般常識とは逆の情報に接するとその理由を確認したくなる。(確認行動が生まれる)
例えば「ものすごく面白い遊園地、でも倒産間近」と聞くとなぜ?何がいけないの?と思ってその理由を知ろうとする。接した情報が世の中の一般常識と逆だと人々は確認行動を起こす。ネットで理由を調べることも確認行動のひとつ。さらに確認した理由や感想をSNSに書き込みたくなるので拡散行動も加わる。SNS のつぶやきや書き込みは感情が動いた軌跡である。

 

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仕掛けたPRの意図を知ることができ、気付きが得られました!特に確認行動についての説明は秀逸で、接客や研修時に自分自身がものすごく気を付けているところでもあったので、論理的に解説されてて非常に良かったです!僕の研修にご参加いただいた方なら聞いたことがあるかもしれませんが、「ちょうどよかったです」の言い回しですね!これは意外と理にかなってたんだなと自信になりましたw

 

目的の手段化なんてよく言いますが、PRに限らず、何事も結果からの逆算思考というのは本当にそうだと思います。PR、広告することが目的ではなく、結果に繋げるためにPR、広告をする!ここを間違わないようにしないとですね!

 

すっかり季節が秋っぽくなってきましたね!季節の変わり目ですので、体調には気を付けてお過ごしください!

 

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文責:株式会社Realtor Solutions 代表取締役 内山 義之

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